題材当てゲーム
他者認識・コミュニケーション力~テーマ当てゲーム~Zoomでもできるコミュニケーショントレーニング
こんにちは、Base-Upで研修ゲームの作成を主に担当している鈴木雄大です。
今回は、最近流行りのZoom などのWebでもできるG-Learningをご紹介します。
コミュニケーション力向上のためのトレーニングになります。
Base-Upの一般公開講座では、他者認識のテーマで扱っている内容です。
他者認識・コミュニケーション力とは
他者認識、コミュニケーション力は、チームでうまく仕事をしていくための力です。
今回紹介するゲームでは伝える側も聞く側も学びがある内容になっております。
例えば、新人時代にこんなことはなかったでしょうか。
上司に「これ印刷しといて」と言われて、元気に返事をしたものの、いつ使うんだろう。。
何部いるんだろう。。ホッチキス止めは必要??などなど、後から疑問が湧いてきたり、それで何度も上司へ連絡をして怒られたりと、嫌な思い出として心にしまっている方も多いのではないかと思います。
今回は、こんな嫌な思い出も払拭して、現在仕事をしていてなんとなくコミュニケーションが取りにくい方ともうまく仕事をやっていけるようなゲームを紹介させていただきます。
題材当てゲーム
ゲームの概要:
チームメンバーがそれぞれ題材を設定し、他のチームメンバーが5WxH(オープンクエスチョン)を通して、その題材を当てていくゲームです。
メンバー全員の回答が出そろった時点でクリアです。
ゲームの実施時間:
約40分
講義も含めた時間配分:90分(講義30分+ゲーム40分+振り返り20分)
準備するもの:
特にございません。
*大人数の場合には、あらかじめZoomのブレイクアウトルームを設定しておいてください。
役割分担:
[box class=”yellow_box” title=”ゲームの流れ”]
- ゲームのファシリテーター(ゲーム進行や気づきを深めるジャンプインなど)
- 1グループ 2~6人
*以下のゲームの流れは5人を想定して記載させていただきます。[/box]
- まずは参加者それぞれで題材を設定してください。テーマは自由に設定して大丈夫ですが、たいていの人が知っている製品等がオススメです。
例えば、「ヒートテック」「プリウス」「花火」「ブルーライトカットメガネ」などなど- 3分程度で、その題材に対してたいていの質問には答えられるようにWEB等で調べてください。
例えば、いつ発売されたか、どんな形か、商品のコンセプトは、等- チームメンバーは輪になって、順番にオープンクエスチョンをして情報収集をしてください。
例えば、「それはそんな形ですか」「原材料はなんですか」「そんなタイミングで使うものですか」等です。
他の4人の誰に質問してもOKです。ひとりに集中して質問を繰り返して、ひとりずつ題材を当てていっても、まんべんなく情報を収集しても大丈夫です。
5人の場合、チーム全体で回答も含めてちょうど5周で全員の回答が出そろうようにしてください。- 質問された人はその質問に1センテンスで答えてください。その際には質問に対する少々の訂正もOKです。
例えば、「ロックフェス」を題材にしていたとすると、「いつ使うものですか?」の質問に対して、「使うというよりも、開催されるもので、夏には屋外で開催されることが多いです」等です。
チーム全体で回答も含めて、ちょうど5周で回答が出そろうようにするために回答の粒度は調整ください。- 題材がわかったら、「わかりました!」「回答します!」等、質問なのか、回答なのかを明確にしてから回答してください。
- チーム全員の回答が出そろった時点でゲームクリアです。
主な気づきの内容:
以下に一例を記載します。実践してみて、別の気づきがあれば、コメントいただけると嬉しいです。
- Yes/Noで答えられるような質問(クローズドクエスチョン)をしたい場合でも、うまく5WxHの質問(オープンクエスチョン)に変換することは、表現力や衝突の少ない柔らかな言い方のトレーニングになりますので、ぜひ試してみてください。
- 質問は的を得たものになっていたでしょうか。今回のゲームでは、最初の段階では回答の候補が広範囲すぎるので、最初の段階ではざっくり選択肢を狭めていくための質問で、後半になるにつれて回答を明確にしていくような質問が適切かと思います。
- 質問に対する回答の粒度は、その時の目的によります。新人の育成であれば、詳しくは述べずに自分で答えを出せるように、お客様に対してであれば、詳しく説明するなど。今回のゲームでは、5周で回答が出そろうようにすることが目的でしたので、それに合わせた回答の粒度だったでしょうか。
- 質問が的を得ていない時、適切な訂正ができたでしょうか。訂正がないまま質問に対する単語を使い続けますと、次の質問も的を得ない質問になってしまいます。先の例で、「ロックフェス」の題材に対して、「いつ使うものですか?」という質問に対して、訂正もせずに「夏が多いです」だけの回答ですと、次の質問は回答から離れていくような質問になることが予想できます。
- 実際の仕事の現場で、他の業務との優先順位の兼ね合いやめんどくささ等から、上記のような対応をしていないでしょうか。ぜひ実際の仕事と照らし合わせて行動に移していいただけると幸いです。
今回はZoomでもできるコミュニケーショントレーニングを紹介させていただきました。
Zoom でなくても、何人か集まれば遊びとしても楽しいので、ぜひご活用いただきたいです。
また、学びの多い研修にするためにはゲームファシリテーターの力が必要です。ハイレベルなゲームファシリテーションが必要な場合はぜひBase-Upに御声掛けください。
価格について
コンテンツ提供のみ:8万円 研修意図のヒアリングおよび、貴社講師へのトレーニング(2時間程度)+コンテンツ提供(ドキュメント) SSCの講師を派遣する場合:20万円 研修意図のヒアリングおよび、貴社担当者への事前デモ(1時間程度)+当日の講義およびゲーム(2時間程度)